花嫁の装い:洋装
キリスト教式では、胸元や肩、腕を出さないドレスが原則です。床まで裾を引くフルレングスのドレス、ベールも長いほど格調があるとされています。靴や小物類もすべて白色で統一することになっています。最近ではこのような決まりにとらわれず、好きなドレスを選んだりする人もいますが、教会によってはだめなところもあるので事前に確認をしたほうがよいでしょう。
一生の思い出だからドレスを購入したいと思う人も多いでしょう。ウエディングドレスショップは全国にあります。いくつかのお店を回って見るとよいでしょう。購入にもオートクチュール、プレタクチュール、プレタポルテなどいくつかあるので、自分の気に入った方法で選びましょう。
※オートクチュール
元はパリの高級衣装店を指す言葉なのですが、現在日本ではフルオーダーのことをいいます。
※プレタクチュール
基になるデザインがあり、自分のサイズに合わせてオーダーするシステムのこと。
※プレタポルテ
既製服のことを指します。裾の長さや脇つめなどの直しもある程度可能です。
自分らしく本当に気に入った1枚を見つけるのにはやはり時間がかかります。特にオーダーする場合は3ヶ月前にはデザインを決めて発注するぐらいの気持ちでいましょう。
多くのドレスショップはレンタルも受け付けてくれます。気に入ったものがみつかっても価格的に購入するのが無理な場合はレンタルするのもよいでしょう。お店によってはオーダーレンタルといってその人にあったデザインやサイズを制作し、それをレンタルしてくれるところもあります。高いお金を出して購入しても着るときもありませんし、購入予算をレンタル料にあてワンランク上のレンタルドレスにする人も多くいます。
試着の時は前からだけではなく、横や後ろ姿も鏡で確認しましょう。このときに写真を撮っておくとブーケやヘアメイクの相談の時に役に立ちます。無理をして小さいサイズを選んだりすると挙式中につらくなったり、窮屈そうに見えて帰って逆効果だったりします。ぴったりのサイズのものを選びましょう。
ドレスの下のインナーは自分で用意します当然ですが、ドレスの下の下着類はすべて自分で用意します。美しくドレスを着こなすにはやはり下着選びも重要になってきます。手持ちの下着でもよいのですが、せっかくの晴れの日ですから専用の下着を用意したいものです。特にバストラインの美しさがポイントになります。例えば胸もとを美しく形作るパットを用意したり、胸から脇のラインも美しく整えるロングブラジャーなどです。また、ウエストまわりがスリムなタイプのドレスは、ガードルなどでメリハリをつけます。色はもちろん白になります。