招待客のリストアップ
予算などから披露宴に招待する人数をある程度決めたら、招待客のリスト作りを開始します。下記のようにグループ分けをし、それぞれ必ず招待したい人、人数に余裕があれば招待したい人に分けて選びます。
1.職場の上司、恩師などの主賓クラス
2.親戚
3.同僚、友人、知人
本人たちのお付き合いだけでなく、両親の知人などを招待する場合も多いので両親とも相談してリストアップをしましょう。
その後、双方のリストを照らし合わせて調整します。二人の故郷が離れていて一方の故郷で挙式するような場合は、もう1方の招待客がかなり少なくなる場合も出てきますが、招待客はできれば両家の人数をそろえるのが望ましいのです。無理な場合はせめて6対4ぐらいのバランスになるようにしましょう。
また、主賓を決めることは、披露宴のスピーチの順などにも関係してきますので慎重に決めましょう。親戚は披露宴だけでなく挙式に出席してもらうので、今後の親戚づきあいにも影響します。もれのないようにしましょう。普通は三親等の伯(叔)父、伯(叔)母までですが、それに伴っていとこなどの人数が増えることがあります。
友人、知人は、全員を招待するのは無理なので、その中から代表的な人や特に仲のよい人を選びます。招待できなかった人は二次会を予定している場合はそちらに招待します。そうでない場合は結婚後に新居にお招きするなど、今後のお付き合いに支障のないように配慮しましょう。
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招待客への招待状
招待客が決まったら招待状を作成、発送する準備に入ります。会場側で印刷を頼む場合は、いくつかの見本から選びますが、両家の親の名前で出す場合と本人たちの名前で出す場合とでは変わってきます。格式を好む家では両家の父親で出しますが、本人の名前でもよく、どちらでもかまいません。父親と連名にする場合もあります。どのようにするかは両親と相談して決めましょう。
結婚式場やホテルで挙式・披露宴を行う場合は会場側に印刷を依頼するのが、簡単で間違いのない方法です。けれども、レストランなどで行う場合は自分たちで招待状の手配を行うことになります。最近では結婚に関する印刷物を扱う業者も多く、おしゃれなデザインのものもいろいろあります。披露宴をどんな雰囲気で行なうかで招待状の形式もある程度決まりますから、全体を考えて選ぶようにしましょう。
招待状は約2週間ほどでできますから、出来上がったら発送準備を始めて少なくとも挙式の2ヶ月前には相手宅に届くようにします。宛名書きは毛筆が一般的ですが、ペン書きでもかまいません。式場に依頼した場合は筆耕といって、毛筆の宛名書きを依頼できます。その場合は招待客のリストの名前住所に間違いがないかをしっかりチェックしてからお願いしましょう。すべての準備が整ったら発送です。切手は慶事用のものを使うのが一般的ですが、封筒のデザインにあわせて美しい花などの記念切手を使ってもいいです。貼るときは丁寧にまっすぐきちんと貼りましょう。
招待状が出来上がったらまず媒酌人にお届けしましょう。事前に予定を聞いて、お菓子などの手みやげを持参して2人で挨拶に伺います。挙式・披露宴までいろいろお世話になるので失礼のないようにしておきたいものです。会社の上司の場合は会社で渡すケースもありますが、プライベートなことなのでできればお宅に伺う方がよいでしょう。挙式や披露宴の打ち合わせを兼ねた形で訪問する場合が多いようです。できれば主賓も郵送ではなく直接伺って手渡しします。また招待客には、いきなり招待状を送るのではなく、あらかじめ結婚が決まったこと、披露宴にきてほしいことを電話などで知らせておきましょう。