婚約破棄を考えていたら、火種が小さいうちに弁護士へ!
消火するのに、「小さな火だな」と思って、少しの水しかかけないと、大きな火になって焦って、再び水をかけてもかけても消えずに、更に大きな火になって、というのを想像してみてください。
婚約破棄の損害賠償請求で訴えられても、必ず「終わり」があります。
しかも、「ヨリを戻して、結婚するように」という判決はでません。お金を支払えば解決できます。
しかし、ただでさえ長い裁判です。その上、上告されると、とてつもなく長期間に及ぶ可能性もあるのです。
なので、私は、火種が小さいうちに、最大限の水をかけて、消火すべきだと思っています。
具体的に、どうすべきなのか、私の個人的な意見を書きます。
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相手の性格を加味して、弁護士の相談のタイミングを決める
具体的に、どうすべきか簡単です。
早い段階で、専門家である弁護士に相談することです。
もっと具体的に書くと、相手の性格を考えて、弁護士に相談するタイミングを考えておくべきだと思います。
たとえば「コイツは絶対に訴えてくる」というのなら、手持ちの証拠を集めて、弁護士に「どのような判決がでるのか」「裁判にいかないには、どう交渉すればいいのか」と相談すればいいですし、「話し合えばわかる相手だし、自分も話し合うつもり」というものだと、相手と話し合って、こじれたときに、弁護士に相談すればいいと思います。
「弁護士なんて・・・」と思うかもしれませんし、私も、(間接的に)こういうトラブルに巻き込まれるまでは、弁護士は重要視していませんでしたが、もし裁判になると、いや、裁判にならなくても、下手なメールや、下手な内容証明とかを送ってしまうと、それが後で、致命傷になります。
そうなる前に、弁護士に相談するのがいいと思います。
婚約破棄の裁判の弁護士の選び方
弁護士に相談するとき、以下のことに気をつけておくといいでしょう。
1.弁護士は、相手の性格をわかっていないので、対応を間違えることもあります。
弁護士は「一般的に正しい対応」を提案してきます。でも、それは、皆さんのケースではマイナスに働くということもあり得ます。
どういうことか?
たとえば、私が相談を受けたケースを紹介しましょう。
このケースでは、はじめは弁護士は「元彼はお金目当て」だと言っていました。
しかし、時間が経つにつれ、弁護士も、元彼の異常さに気が付き、それが間違いだと気が付きました。
過去の事例だと、弁護士の判断通り「お金目当て」なのでしょう。
でも、私が相談をうけたケースでは、その判断は外れていたのです。
もしも、お金目当ての人ということで対策をたてていれば、すべて外れてしまうところでした。
2.弁護士によって言う事も違いますし、ダメな弁護士につかまることもあります。
弁護士が間違えた判断をして、悪い方向に進むということもあります。弁護士も医者も、「判断ミスがない」と思われがちですが、当たり外れがあるのです。ダメな弁護士だなと思えば、変える勇気も必要です。
3.弁護士は儲からない事案を嫌がります。
弁護士も商売なので、婚約破棄のような少額な事案だと、嫌がって、手を抜いてくることもあります。できれば知り合いの弁護士がいいと思います。
最終的には、自分自身の判断ですね。
というわけで、火種が小さいうちに、法的に粘着されないように弁護士を賢く利用するといいですよ。
婚約破棄の対策
というわけで、婚約破棄するにしても、婚約破棄で訴えるにしても(個人的には、実害がでていないのに訴える行為は、意味がないので、お勧めできません)、裁判に備えて、「証拠」を残しておくといいと思います。
一般市民が「それって証拠にならないよね?」というものでも、集めておいて損はありません。
それを後で、弁護士という専門家に見てもらって判断すればいいだけですので。
というより、ここで書きたかったのは、普通にラブラブな時期でも、決して、結婚を意識させるような証拠を残してはいけないということです。もし粘着のために、法律を使われると(つまり、粘着のために裁判を起こされるということ)、そういうものがすべて証拠になって、絶対に後悔しますので。
婚約破棄の後は、次の出会いを探そう!
というわけで、婚約破棄の証拠について書いてきましたが、自分が会社を辞めたりして、実害がでているのに、相手が賠償しないなどだと、話は別ですが、粘着のための裁判は無意味です。というわけで、次の出会いを探してくださいね。